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抗精子抗体

1、どういうもの?

女性の体が精子を病原菌やウイルスなどのように異物とみなして、抗体で攻撃してしまうことがあります。そうすると、受精できません。。
「抗精子凝集抗体」精子同士をくっつけて塊にして動けなくします。
「抗精子不動化抗体」精子そのものの運動能力を奪ってしまいます。
男性側が自分の身体の中で抗精子抗体を作って自滅することもあります。これはごく稀に、精子と血が交じり合ったことで体内で抗体が作られる場合があります。

2、症状

目に見える症状は特にありません。

3、所見

女性であれば、血液検査だけで抗精子抗体の有無は調べられます。
男性は、射出した精液を顕微鏡で確認して抗体がくっついているかどうかを調べます。20%以上ついていれば陽性となります。

フーナーテスト:性交後の子宮頸管粘液の中の精子の状態を見る。
血清による精子不動化テスト:女性の血液をとり、その血清の中に健康な男性の精子(分析施設が用意)を入れて様子を観察することで陽性かどうかを判断する。

4、治療

抗精子抗体の陽性反応が出た場合には、自然妊娠はほとんどできません。
一度、陽性反応が出ても、時間が経って抗体の力が弱まって自然妊娠できることもありますが、かなりこれは難しく、期待はできません。
自然妊娠はできなくても、抗体に触れなければ妊娠はできるので、体外受精や顕微授精が出来ていれば、その後、体内に戻しても抗体の影響を受けずに済みます。
また、男性側に陽性反応が出ている場合でも、すべての精子の活動を抑えられているわけではないので、元気な精子が一定数以上あれば、陽性反応が出ていても自然妊娠はできます。もし、影響が出てしまっているようなら、体外受精や顕微授精などが必要になります。

5、鍼灸

針灸は身体の免疫機能に働きかけ、正常化させます。抗精子抗体陽性と判断されたものに関しては、針灸でも改善は難しいですが、ストレスや疲労で免疫機能が弱ってしまったものは回復に働きかけます。
また子宮や、卵巣の血流を改善し、卵子の質の向上、子宮内膜の厚みを増やすことで妊娠しやすい環境は整えられます。自然妊娠はもちろんですが、人工授精や体外受精をする場合にも針灸を受けることでお腹のコンディションを整えておくことが大切です。


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